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Do It Yourself!
「モノを買って消費する」という資本主義の仕組みに慣れすぎてしまった私たちには、「モノをつくる」ということが、なんだか面倒で難しそうで大変そうな、ハードルが高いような。買えばいいじゃん、という声が聞こえてきそうですが、ヌックにはモノづくりのプロである職人さんがたくさんいて、彼らのおかげでヌックの家をつくることができています。
今日はそんなプロの職人さん、ではなく、モノづくりが大好きな素人スタッフが挑む、スツールDIYのレポートです。
大工さんの加工場の一角をお借りして、まずはひたすらやすりがけ。
今回は、ペーパーコード(座面が紙紐で編まれている)のスツールの、DIYのキットを使いました。
その名もDo kit yourself(DKY)。
なんともいえない桧の香りと、次第になめらかになっていく木肌。
フレームは「ほぞ組」という方法で組み立てます。
「ほぞ組」は、「ほぞ」と呼ばれる凸部を「ほぞ穴」と呼ばれる凹部に差し込む接合方法。釘やビスを使う必要がありません。
この「ほぞ」の木を「玄翁(げんのう)」という金づちで叩いて、圧縮させ、「ほぞ穴」に差し込みやすくします。
この工程の名はなんと「木殺し」。恐ろしすぎてこの後何度連呼したことか、、、
「ほぞ穴」にボンドを入れて「ほぞ」を差込み、組み立てていきます。
最後に歪みチェック。輪ゴムをかけて固定し、しばらく乾燥させます。
ここまでで約2時間。
展示用に制作しているはずが、すでに各々自分のスツールに愛着が湧きすぎて、ぼくの!ぼくのに触らんで、、、!となる始末。
乾燥したのち、さらに目の細かいやすりで仕上げ、いよいよペーパーコードを編んでいきます。そのレポートはまた今度!
スツールのDIYなんて難易度高そうですが、この”DKY”のおかげで、私たちもプロの家具職人になれそうです(嘘)。
なにより、自分の手で作ることで得られる充足感や愛着は、決してモノを買うだけでは得られないギフトだなと思います。その愛着が、モノを大切に、長く使うことにもつながります。これは家づくりや、家のメンテナンスにもつながると思っています。
このDKYを使ったワークショップ、近いうちに開催したいと思いますので、興味のある方、ぜひ一緒に家具職人になりましょう!
ちなみに今週末、NOOK STYLE VILLAGE 2周年イベントにて、陶芸ワークショップを開催します!今すぐ手づくりしたくなった方、まずは陶芸職人になってみられるのはいかがでしょうか。
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