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『安長の家』『四阿ハウス』気密測定
お盆を過ぎて、少し暑さも和らいできましたね。
慌ただしい日々の中でも、ゆっくりと移り変わる季節の変化を感じていると、自然と穏やかな気持ちになれる気がします^^
今日は、まだ真夏のうだるような暑さの中で行った気密測定のご報告です。
弊社では全棟気密測定を行っていますが、測定してくださるのは、はるばる山口県からお越しの(有)インテックの西村さん!
中国地方で年間約260件の気密測定をされており、断熱・気密の膨大な知識をお持ちの大先生。
気さくに丁寧に分かりやすく惜しみなく、たくさんのことを教えてくださるので、毎回本当に勉強になります◎
壁と屋根の断熱材は、リサイクルされた新聞紙を原材料とした、㈱デコス社『デコスファイバー』。
新聞紙は木材を原料とした木質繊維(主成分がセルロース)から作られているため、木質繊維の特徴を活かしたセルロースファイバー断熱材です。
木質繊維の中には小さな空気の粒があり、その繊維が複雑に絡まることで、さらに空気の層を作り出しています。
空気は動かなければとてもいい断熱材なんです。
ウールのセーターや羽毛のジャケットがとても暖かいのもそのためですね^^
高い断熱性に加え、木質繊維のもつ吸放湿性によって、”住宅の天敵”結露を防ぎ、年間を通じて適度な湿度を保ってくれます◎
高い断熱性があっても家が隙間だらけだと、せっかく冷房した空気が外に逃げたり、冬の寒い外気が入ってきたりします。
その隙間がどれくらいあるかを測定するのが気密測定です。
気密性能(C値)は数値が低いほど性能が高く、『NE-ST(とっとり健康省エネ住宅)』の定める基準では、C値 1.0 [㎠/㎡] 以下 となっています。
『安長の家』では「0.24」!
『四阿ハウス』では断熱施工前にも関わらず「0.3」!
この気密性能は、もちろん家のかたちやサッシ性能も影響しますが、大工さんがコーキングや気密テープで隙間をひとつひとつ塞ぐ手作業の賜物でもあります。
『四阿ハウス』は断熱施工後にも測定しますのでお楽しみに!
山本